こんにちは!今回は、2022年第34、35週(8月29日~9月11日)に開催される、グランドスラムの全米オープンのドローを見ていきたいと思います。
シード選手や最近の注目選手、出場する日本人選手などの対戦を確認していきましょう!
ドロー表&上位シード選手
気になるドローはこちらです。
上位8シードの組み合わせは以下の通りです。
(1) D・メドベデフ vs (6) F・オジェ=アリアシム
(4) S・チチパス vs (5) C・ルード
(8) H・ハルカッチ vs (3) C・アルカラス
(7) C・ノーリー vs (2) R・ナダル
トップハーフ
昨年優勝者で第1シードのメドベデフのブロックには、最近良くも悪くも戦績が安定しているオジェ=アリアシムが入りました。
2人ともハードコートでは安定感があるのでこの組み合わせは実現しそうですが、アリアシムはあまり格上に勝てていないので、この二人の対戦ならメドベデフが固いかなという感じです。
ただ、メドベデフは3回戦でウィンブルドン準優勝のN・キリオスと、アリアシムは4回戦でモントリオールマスターズ覇者のP・カレーニョ ブスタと激突します。
その他にも、最近勢いのあるJ・ドレイパーやB・シェルトンといった伏兵もいるので、なかなか厳しいブロックだと思います。
一方、昨年は3回戦でC・アルカラスに敗れた第4シードのチチパスのブロックには、第5シードのルードが入りました。
このブロックは正直読めないですね。シードのチチパスとルードは2人とも全米の最高成績が3Rなので、あまり相性が良いとは言い難いです。
その他のシードも、最近はいい感じですが、安定感があるとは言い難いT・フリッツ、けが明けでパッとしないM・ベレッティーニなので、波乱が起きるかもしれませんね。
そして、元世界ランク1位で2012年全米覇者のA・マレーと元世界ランク3位で2016年全米覇者のS・ワウリンカがこのブロックに入っています。
もう全盛期は過ぎましたが、どこまで勝ち上がるか要チェックですね。
ボトムハーフ
昨年はベスト8にまで勝ち進んだ第3シードのアルカラスのブロックには、第8シードのハルカッチが入りました。正直、このブロックもなかなか読みづらいです。
ハルカッチは勝つときは勝つし、負けるときはあっさり負けるので、正直今のツアーでは一番読みにくい選手だと思っています。
アルカラスは、昨年の結果からも全米との相性は悪くないですし、最近の状態も悪くはないと思います。ただ、ドローが少し厳しいなという感じです。
3回戦では、直前のシンシナティマスターズを制した第25シードのB・チョリッチ、4回戦では2014年全米覇者のM・チリッチ、準々決勝ではハルカッチか、現在連敗中の第11シードのJ・シナーという組み合わせです。
このブロックも混戦になりそうな予感です。
そして、過去4度(2010、2013、2017、2019)の優勝を誇る第2シードのナダルのブロックには、第7シードのノーリーが入りました。左利きブロックですね(笑)
第28シードのH・ルーネにビッグサーバーのJ・イズナーやJ・ソックなど、番狂わせが起きそうなメンツもいますが、ナダルやノーリーは安定感が高い選手なので、普通に勝ち上がってきそうだなと思います。
問題はナダルの怪我の具合でしょうか。途中で棄権するなんてこともありえそうですし、ナダルが居なくなった瞬間、誰が勝ち上がってくるか全くわからなくなりそうなブロックです。
出場する日本人選手は?
今回の全米オープンに出場する日本人選手は西岡選手とダニエル選手の2名です!
西岡 良仁
我らが日本のエース、世界ランク55位の西岡 良仁は1回戦でスペインの世界ランク39位、A・ダビドビッチ フォキナと対戦します。
西岡は、直近のATP500、ワシントンD,C,でルブレフやハチャノフといった強敵を倒し、準優勝しているので、状態は良いといってよさそうです。
一方のダビドビッチ フォキナは、モンテカルロマスターズで準優勝して、ランキング的には西岡より格上ですが、直近の戦績はハンブルク(ATP500)でベスト8くらいしかなく、北米マスターズ2連戦は共に初戦敗退でした。
西岡的にはかなりチャンスのある1回戦だと思います。勝てば第30シードのクレシーかフチョビッチの勝者と対戦になります。一つでも多く勝ち進んでほしいですね!
ダニエル 太郎
世界ランク95位のダニエル 太郎の1回戦の相手はフランスの世界ランク91位、R・ガスケです。
ガスケは今では91位まで落としてしまっているものの、かつては最高ランク7位まで上り詰め、全米オープンでも2013年にベスト4まで進出しています。
もう36歳になったので、体力的にツアーレベルで勝ち上がるのは厳しそうですが、それでもプレーのレベルは高い選手です。
ランキング以上に強敵との対戦になったダニエルですが、以前は繋げることに強みがあるクレーコーターといった感じでしたが、最近は攻撃力も増し、テニス全体のレベルも上がってきているように感じます。
なんとか勝ってほしいですね。
まとめ
というわけで、いよいよ開幕する全米オープンのドローを見てきました。
今大会は、正直誰が優勝してもおかしくない混戦になりそうで、とても楽しみです。
ランキング的にも上位選手はかなり差が少ないです。全米終了時点でランキング1位になる可能性がある選手が現1位のメドベデフを除きナダル、アルカラス、チチパス、ルードの4名にあります。
新たなグランドスラム覇者が生まれるのか、新たな世界ランク1位が生まれるのか、結果がどうなるのか、非常に楽しみですね!
といったところで、今回の記事はここまでです。
他にもこういった記事が読みたいというご意見等あれば、気軽にコメントしていってください!
今後もいろいろな記事を書いていきますので、よければブックマーク等していただければ幸いです。
では、また次回の記事でお会いしましょう~
コメント