いよいよ2023年クレーコートシーズンが開幕しましたね!
今回の記事は、選手たちが昨年のクレーシーズン(全仏まで)で稼いだポイントをまとめてみます!
これから全仏オープンに向けて、どの選手がどれくらいの失効があるのかを分かると、シードに入るためにどれくらい稼げばいいか理解できるので、とても楽しくなると思います!
ちなみに、現在のランキングポイントに反映されている分のみを一覧で出しています。
今回の記事はTOP20の選手たちを紹介します。では、早速見ていきましょう。
1位~10位
1位 ジョコビッチ 7,160pt
現在世界ランク1位のジョコビッチのクレーシーズンのポイントはこちら
- モンテカルロ R32 10pt
- ベオグラード F 150pt
- マドリード SF 360pt
- ローマ W 1000pt
合計は1,520ptですね。現在のポイントからこれを引くと5,640ptになります。正直3つのマスターズどこかで優勝はしそうですし、全然ディフェンドできそうですね。
2位 アルカラス 6,780pt
現在世界ランク2位のアルカラスのクレーシーズンのポイントはこちら
- モンテカルロ R32 10pt
- バルセロナ W 500pt
- マドリード W 1000pt
合計1,510ptとなります。現在のポイントから引くと5,270ptですね。
昨年はマドリードでナダルとジョコビッチ両名を倒して優勝しました。今年もクレーでの大活躍は期待できそうですし、ポイントを増やして全仏に臨むことも全然可能だと思います。
3位 チチパス 5,770pt
現在世界ランク3位のチチパスのクレーシーズンのポイントはこちら
- モンテカルロ W 1000pt
- バルセロナ QF 90pt
- マドリード SF 360pt
- ローマ F 600pt
合計2,050ptです。引くと3,720ptですが、未カウントのシュツットガルトの45ptがありますね。
かなり多い失効ですが、現在の状態はあまり良くなさそう。ディフェンドの難易度はかなり高いといえそうです。
4位 メドベデフ 5,150pt
現在世界ランク4位のメドベデフのクレーシーズンのポイントは、まさかの0ptです。つまりポイント追加し放題ということですね。まあクレー苦手なのであまり期待はできませんが…
5位 ルード 5,005pt
現在世界ランク5位のルードのクレーシーズンのポイントはこちら
- モンテカルロ R16 90pt
- バルセロナ QF 90pt
- ミュンヘン QF 45pt
- マドリード R32 10pt
- ローマ SF 360pt
- ジュネーブ W 250pt
合計は845ptですね。クレー得意というイメージの割にはあまり稼いでいないです。
まあルードの場合は本番の全仏で1200ptもの失効が待ち受けているので、今のうちに稼いで少しでも全仏でランキングを落とさないようにしておきたいですね。
6位 ルブレフ 3,470pt
現在世界ランク6位のルブレフのクレーシーズンのポイントはこちら
- モンテカルロ R16 90pt
- ベオグラード W 250pt
- マドリード QF 180pt
- ローマ R32 10pt
合計は530ptです。ベオグラードではジョコビッチを破る活躍を見せたものの、マスターズ3大会では可もなく不可もなくといった感じですね。あまり今のポイントと変わらない感じで全仏に挑むことになりそうです。
7位 オジェ=アリアシム 3,450pt
現在世界ランク7位のオジェ=アリアシムのクレーシーズンのポイントはこちら
- マドリード QF 180pt
- ローマ QF 180pt
合計360ptです。マラケシュやモンテカルロにも参加はしていましたが、あまり成績は良くなかったので、ポイント加算されていませんね。
昨年の全仏でナダルにフルセットまでもつれ込んだ数少ない選手ですので、今年の全仏も期待できるかもしれませんね。
8位 ルーネ 3,370pt
現在世界ランク8位のルーネのクレーシーズンのポイントはこちら
- サンレモCH W 80pt
- モンテカルロ R32 70pt
- ミュンヘン W 250pt
- リヨン SF 90pt
合計は490ptですね。今思えば、当時のルーネはまだチャレンジャーレベルで、モンテカルロも予選からでした。1年後にはTOP10に入っているんですから、それだけ昨シーズンの躍進がすごかったんですね。
パリでの優勝が印象深いですがクレーも普通に強いので、ポイントを積み増して全仏に挑めそうですね。
9位 シナー 3,345pt
現在世界ランク9位のシナーのクレーシーズンのポイントはこちら
- モンテカルロ QF 180pt
- マドリード R16 90pt
- ローマ QF 180pt
合計は470ptですね。意外と少ないんだなぁという印象です。全仏もR16だったので、球威が活かしにくいクレーはそんなに得意ではないんでしょうか。
10位 フリッツ 3,065pt
現在世界ランク10位のフリッツのクレーシーズンのポイントはこちら
- モンテカルロ QF 180pt
まさかの1大会だけでした。そういえばマドリードとローマは欠場していましたね。
ただ、唯一出場したモンテカルロもベスト8には入っているので、クレーに適性が無いわけでは無さそうです。クレー後の失効がそれなりにあるので、今のうちに稼いでおきたいですね。
11位~20位
11位 ハチャノフ 2,855pt
現在11位のハチャノフのクレーシーズンのポイントはこちら
- ベオグラード SF 90pt
- マドリード R64 10pt
- ローマ R16 90pt
合計190ptですね。昨年のこの時期はあまりパッとしない感じでしたから…
全仏オープンでの成績はかなり安定している(QF:1回・4R:4回)ので、クレーがそこまで苦手というわけではないと思います。TOP10復帰も全然あり得ると思います。
12位 フルカッチ 2,750pt
現在12位のフルカッチのクレーシーズンのポイントはこちら
- モンテカルロ QF 180pt
- マドリード QF 180pt
- ローマ R64 10pt
合計は370ptです。ゴリゴリのストロークタイプではないので、あまりクレーが得意ではないと思っていましたが、意外と成績良いんですね。
昨年はマスターズ以外は出場していませんでしたが、今年はATP250等にも出場するようですし、ポイントを積み増してくるかもしれませんね。
13位 ノーリー 2,735pt
現在13位のノーリーのクレーシーズンのポイントはこちら
- バルセロナ QF 90pt
- マドリード R16 90pt
- ローマ R32 45pt
- リヨン W 250pt
合計475ptです。こちらは思ったより少ないなという印象です。今年の南米クレーでは大活躍でしたから、このクレーシーズンでも大きくポイントを稼ぐポテンシャルは秘めています。
個人的に応援している選手ですので、2つ目のBIGタイトル、期待しています。
14位 ナダル 2,715pt
現在14位のナダルのクレーシーズンのポイントはこちら
- マドリード QF 180pt
- ローマ R16 90pt
合計270ptです。全仏の最有力候補ですが、このままいくと下位シードでの参戦になります。
アルカラスやジョコビッチと早期ラウンドで当たって潰し合いになることは避けてほしいので、何とか8シード以内に入ってほしいですね。
マスターズ1つ優勝とバルセロナ優勝で8位圏内には入るので、その辺の成績を期待したいです。
15位 ティアフォー 2,665pt
現在15位のティアフォーのクレーシーズンのポイントはこちら
- バルセロナ R16 45pt
- エストリル F 150pt
- マドリード R64 10pt
- ローマ R64 10pt
計215ptですね。マスターズで不振だとこれほど稼げるポイントは少ないんですね。逆に言えばポイント積み増しのチャンスです。まあティアフォーのクレーにそこまで期待はできないかもしれませんが…
16位 ズベレフ 2,410pt
現在16位のズベレフのクレーシーズンのポイントはこちら
- モンテカルロ SF 360pt
- マドリード F 600pt
- ローマ SF 360pt
合計1320ptです。昨シーズンはかなり好調で、全仏でもベスト4まで残っています。そこであの強烈な怪我をしてしまい、ツアー後半は全く試合に出られませんでした。
なかなか当時の強さに戻すのに苦戦している最中ですので、このポイントはディフェンドできないかもしれません。
クレーシーズンでは全仏の720ptを合わせて2040ptが失われます。どこまで失効を抑えられるかの勝負になりそうです。
17位 カレー ニョブスタ 2,185pt
現在17位のカレーニョブスタのクレーシーズンのポイントはこちら
- モンテカルロ R16 90pt
- バルセロナ F 300pt
- マドリード R64 10pt
- ローマ R32 45pt
合計445ptです。怪我の影響で離脱している中でこの失効は手痛いですね。いつ復帰できるか、元のレベルに戻せるかはわからないので、このままランキングはずるずると落ちていきそうです…
18位 ポール 2,090pt
現在18位のポールのクレーシーズンのポイントはこちら
- マドリード R64 10pt
- ローマ R32 45pt
合計55ptです。少な!!本格化したのは昨年の北米ハードからですので、クレーでどれだけやれるかははっきり言って未知数です。
まあどれだけ苦手と言っても、地力も上がってるでしょうしさすがに去年以上は稼げると思います。
クレーでどこまで稼げるか次第で年末のランキングが大きく変わって来そうです。頑張ってほしいですね。
19位 デミノー 2,050pt
現在19位のデミノーのクレーシーズンのポイントはこちら
- バルセロナ SF 180pt
- マドリード R32 45pt
- ローマ R16 90pt
- リヨン SF 90pt
合計405ptですね。だいたい予想通りって感じですね。良く走るプレー自体はクレーに合ってそうですが、ボールがフラット系ですから決定力に欠けるんですよね。
なんにせよデミノーの本番はハードです。しっかりディフェンドしていきたいですね。
20位 チョリッチ 1,890pt
現在20位のチョリッチのクレーシーズンのポイントはこちら
- モンテカルロ R64 10pt
- マドリード R64 10pt
- ローマ R64 10pt
計30ptです。こちらも少ないですが、今年はかなり不調に見舞われています。失効が少ないのは助かりますが、シンシナティの1,000pt失効までのどこかで埋め合わせしないといけません。
クレーも全然いける選手のはずなので、早く復活してほしいと願うばかりです。
一覧表・雑感
やはりチチパスの失効の多さが非常に際立ちます。けがの影響でサンシャインマスターズは不振に終わりましたが、得意のクレーでポイントをどこまで守れるか、注目です。
メドベデフの0ptも目立ちますね(笑)そんなに極端に出るものかと思いますが、今年は過去最も調子のいい状態でクレーに挑めるので、意外と稼いでくるかもしれません。
昨年の全仏で大怪我を負ったズベレフの失効もかなり大きいです。試合には出れているものの、昨年の強さまでは戻せていません。得意のクレーで以前の強さに戻ってほしいですね。
以下雑感。いろいろ調べていて思いましたが、今のトップ選手はそこまでクレーで稼いでいないのかなという印象です。また次回の記事で調べますが、30位前後の選手たちの方がクレーコートへの比重が大きいかもしれません。
また、ジョコビッチ・アルカラスの1位争いはさらに激化していきそうですね。失効ポイントも差がないですし昨年の全仏も同じQFでした。1位にいったりきたりという状況は続きそうです。
そこに食い込めそうなのが現状居ないというのがなかなか寂しいですね。3位のチチパスは大きな失効が待っていますし、芝シーズンもこの2強で突入しそうです。
というところで、今回はここまでです。次回は21位以降の選手のポイントも調べて記事にしたいと思います!ではまた、別の記事でお会いしましょう~
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