芝シーズンに突入して2週目。ATP500が2大会同時開催されます!
ウィンブルドンの前哨戦としてほとんどのトップ選手が参加するこの2大会。ここで勢いをつけてグランドスラムに臨みたいところです。
そんな重要な2大会の昨年の結果を振り返りつつ、2023年のドローを見ていきましょう!
【ATP500】ロンドン/クイーンズ【クイーンズクラブ選手権】
ドロー
昨年の結果と雑感
昨年の決勝は2021年覇者で2連覇を狙う第2シードのベレッティーニと、ノーシードから勝ち上がり自身初めてのツアータイトルを狙うクライノビッチの対戦となりました。
ディフェンディングチャンピオンのベレッティーニはこの前週のシュツットガルトでも優勝しており絶好調です。
決勝戦もベレッティーニのペースで試合が進み、7-5 6-4のストレート勝利。ツアー7つ目のタイトル獲得と、クイーンズ2連覇を達成しました。
ベレッティーニの芝での成績はすさまじく、2021年はクイーンズ優勝・ウィンブルドン準優勝。2022年シュツットガルト・クイーンズ優勝と、この2年で4大会出場の内1試合しか負けていません。
今年はけがの影響で思ったような成績を出せておらず、クイーンズも欠場しますが、この世代の中ではずば抜けた芝適性を持っているので、復活が待ち遠しいですね。
今年のドローは第1・第2シード共に20歳の若手です。二人ともクレーでは相当な強さを発揮しましたが、芝ではどうでしょうか。
去年の芝シーズンはアルカラスがウィンブルドン4回戦。ルーネはハレ・イーストボーン・ウィンブルドンすべて初戦敗退という感じでした。
この二人が芝にどれだけ適応するかでウィンブルドンの景色は相当変わって見えそうです。
注目して見ておきましょう。
【ATP500】ハレ【テラ ワートマンオープン】
ドロー
昨年の結果と雑感
昨年の決勝は芝での初タイトルを狙う第5シードのフルカッチが第1シードのD・メドベデフと対戦しました。
フルカッチも世代の中では芝適性は高めで、2021年ウィンブルドンではベスト4に入りました。ツアー勝率も芝が一番高いです。
その力を遺憾なく発揮したフルカッチはメドベデフを寄せ付けない強さで試合序盤から大きくリードし、6-1 6-4のストレートで圧勝しました。
今年のドローを見てみると、この二人は準決勝で当たる組み合わせになっていますね。ただ、ベテランの芝巧者アグートや、シュツットガルト覇者のフリークスポール等もいるので、なかなか混戦になりそうです。
そしてボトムハーフにはあのキリオスがいます。昨年のハレはベスト4、ウィンブルドンで準優勝を果たし、芝での存在感は非常に大きいですが、けが明けということもあるので読めないですね。
あとは昨年のウィンブルドンでジョコビッチ相手に2セットアップまでいったシナーもいます。
今年のウィンブルドンでジョコビッチを止め得る存在として良く名が上がるので、今の状態をしっかり確認しておきたいですね。
まとめ
ということで、今回は芝のATP500大会2つ。クイーンズとハレのドローを見ていきました。
ほとんどのトップ選手が参加し、ウィンブルドンの勝敗を占うには要チェックの大会です。
ウィンブルドンは、現在4連覇中・世界ランク1位のジョコビッチが最有力と言われている状況で、誰が対抗馬になれるかというところも注目して見ていきたいです。
今週もしっかりテニス観戦を楽しんでいきましょう!
といったところで、今回はここまでです。また別の記事でお会いしましょう~
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