2023年芝シーズン開幕!初戦の結果は!?【シュツットガルト/スヘルトーヘンボス】

テニス観戦記

西岡のTOP30入り錦織の復活で日本テニス界が非常に騒がしい今日この頃ですが、ツアーではついに芝シーズンに突入しました!

今回の記事は、その芝シーズン初戦の2大会。シュツットガルトスヘルトーヘンボスの結果を振り返っていきたいと思います!

では早速見ていきましょう!

【ATP250】シュツットガルト【ボスオープン】

ドロー

決勝ハイライト

Jan-Lennard Struff vs Frances Tiafoe For The Title | Stuttgart 2023 Final Highlights

結果

トップハーフを勝ち上がったのは地元ドイツのベテラン。33歳シーズンにしてキャリアハイを更新中のノーシード、シュトルフです。

対するは第3シード、自身初のTOP10入りを目指すティアフォーです。

実はシュトルフにはこれまでツアータイトルは無く、決勝の舞台もこれが3度目だったりします。

決勝の舞台には数多くの地元ファンも訪れ、シュトルフに割れんばかりの声援を送ります。

一方のティアフォーも、この試合に勝てばキャリアハイを更新して自身はじめてとなるTOP10入りを果たすことができます。

どちらも絶対に勝ちたいこの試合は最後まで激闘が続きます。

ファイナルセットタイブレークまでもつれ込み、どちらもマッチポイントを凌ぎあう一歩も譲らない勝負。最後はシュトルフの渾身のカウンターをティアフォーがネットでしっかり抑えて4-6 7-6(1) 7-6(8)で勝利。

自身3つ目芝では初めてのタイトル獲得となりました。

この勝利で、ランキングポイント250を獲得し自身初のTOP10入りを果たしました。

ティアフォーの面白いところは、これまで3つのタイトルが全て違うサーフェスというところです。

最初のデルレイビーチはハード、次のヒューストンはクレー、今回のシュツットガルトは芝となっています。

プレーを見ていても、そこまでサーフェスに差があるように見えないので、ある意味珍しい立ち位置にいる選手ですね。

惜しくも敗れたシュトルフですが、準優勝でもランキングは上がり、自己最高の21位まで上昇しました。ズベレフが22位につけているので、今ドイツ勢の中で一番ランキングが高いのはシュトルフだったりします。

レースランキングも15位につけており、次のハレやウィンブルドンでもポイントを稼ぐと思いますので、TOP20入り目指して頑張ってほしいですね。

あとは今回逃した初タイトルも今年中に取ってもらいたいです。この質のプレーが続けばその時はもう間もなくだと思います。

【ATP250】スヘルトーヘンボス【ロスマーレン・グラスコート選手権】

ドロー

決勝ハイライト

Jordan Thompson vs Tallon Griekspoor For The Title! | 's-Hertogenbosch 2023 Final Highlights

こちらも地元選手が決勝へ進出です。第6シードのフリークスポールは自国オランダで今年2度目のツアー決勝へ進出。

対するはノーシードから勝ち上がったオーストラリアのトンプソンです。

トンプソンはキャリアの中でこれが2度目のツアー決勝です。一回目は2019年のここ・スヘルトーヘンボスでした。

その時は決勝でマナリノに敗れましたが、再びこの地で決勝まで残り、自身初めてのツアータイトルを狙います。

昨年のスヘルトーヘンボスではオランダのライトーフェンが優勝し、今年も地元選手の優勝が見たい観客はトンプソンにとってかなりのアウェーな状況に。

それでもプレーの質は落とさずにファーストセットはタイブレークでトンプソンが先取。

どうしても自国オランダでのタイトルが欲しいフリークスポールもなんとか追い縋り、セカンドセットを奪い返すと、ファイナルセット中盤でようやくトンプソンのサーブをブレーク。

そのままリードを守り切り、6-7(4) 7-6(3) 6-3でフリークスポールが勝利。今年のプネーに続き自身2度目のタイトルを獲得しました。

この勝利でランキングも9つ上げて29位に上昇。自身初となるTOP30入りを果たしました。

このランキングに入れればグランドスラムや96ドローのマスターズでシード圏内に入れるので、ポイント的にもドロー的にも今後のツアーが非常に楽になります。

これを維持して頑張ってほしいところですね。

惜しくも敗れたトンプソンですが、今年は名前を聞くことが多いですね。インディアンウェルズではチチパスに勝利する大金星を上げましたし、チャレンジャーでは今年すでに2度優勝しています。

ツアータイトルまでもあともう少しです。なんとかツアー優勝を経験してほしいですね。

ランキング変動(TOP20)

昨年に比べて大会が一週遅れているので、ハレとクイーンズの失効が今回来ています。

シュツットガルト優勝のティアフォーが自身はじめてのTOP10入り。

昨年ハレのチャンピオン、ハルカッチが失効により17位へ後退です。繰り上がりでチョリッチ・ポール・ムゼッティがランクアップです。

また、カレーニョブスタの失効もありセルンドロもキャリアハイ更新です。

次の更新はハレとクイーンズがあるので、アルカラスがクイーンズを優勝すれば再び世界ランク1位になります。

まとめ

ということで、芝の初週はティアフォーフリークスポールの優勝で幕を閉じました。

両者とも初タイトルを狙った選手を倒しての今季2度目の優勝となりましたね。

この勢いを来週のATP500、そしてウィンブルドンにつなげていってほしいですね。

といったところで今回はここまで。また別の記事でお会いしましょう~

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