2023年芝シーズンもいよいよ大詰め・ウィンブルドンが開幕しました!
今回はその最後の前哨戦の2大会。マヨルカとイーストボーンの結果を振り返っていきたいと思います!
両大会ともディフェンディングチャンピオンがトップシードとして参戦。果たして2連覇は達成できたのでしょうか?
【ATP250】マヨルカ【マヨルカ選手権】
ドロー
決勝ハイライト
結果
https://www.atptour.com/en/players/atp-head-2-head/christopher-eubanks-vs-adrian-mannarino/e865/me82
トップハーフからは、この芝シーズン好調で、スヘルトーヘンボスではメドベデフを、クイーンズではフリッツを破っている35歳のマナリノが自身12度目のツアー決勝へ勝ち上がりました。
ボトムハーフからは、ノーシードのユーバンクスがシェルトンやハリスといった一筋縄ではいかない選手たちを下し、27歳にして初めてのツアー決勝へ駒を進めました。
2人の対戦はこれが2度目。前回は今年のマイアミの4回戦で、7-6(2) 7-6(5)でユーバンクスが勝利しています。
今回の対戦では、初めてのタイトル獲得に燃えるユーバンクスが序盤から大きく飛ばしていきます。
マナリノもなんとか食らいついていきますが、芝シーズン連戦の疲れもあってか動きは鈍く、6-1 6-4でユーバンクスが勝利。自身初めてのツアータイトルを獲得しました。
この勝利で、ランキングを一気に34も上げて43位へ急上昇。今年のマイアミで予選からベスト8に残ったときに初めてTOP100を切りましたが、あっという間にTOP50切りを果たしました。
2017年プロに転向してもう6年以上、年齢も27歳にしてここまで急に伸びるとはいったい誰が予想したでしょうか。
次のウィンブルドンには初めて本戦にエントリーします。この勢いをどこまで保てるか非常に注目ですね!
【ATP250】イーストボーン【イーストボーン国際】
ドロー
決勝ハイライト
結果
https://www.atptour.com/en/players/atp-head-2-head/francisco-cerundolo-vs-tommy-paul/c0au/pl56
準決勝ではセットダウン、セカンドセット1-4という崖っぷちからカムバックを果たした第3シードのセルンドロが芝コートでは初めての決勝へ進出。
対するは、第2シードのポールです。
この二人は過去に2度対戦しており、1勝1敗という対戦成績です。先週のクイーンズの1回戦と同じカードですね。
これが3度目の対戦となりますが、実はこの3度の対戦が全て芝というなかなか珍しい対戦成績になっています。
ファーストセットはセルンドロが、セカンドセットはポールが序盤リードしたところで、ポールが左足を負傷。
セカンドセットはそのままリードを守ってイーブンに持ちこんだものの、普段通りの動きはできず6-4 1-6 6-4でセルンドロが勝利。自身2度目、そして芝では初めてのタイトルを獲得しました。
ちなみに、アルゼンチン勢はイメージ通りクレーコーターが非常に多く、芝タイトル保持者が非常に少ないです。
あのデルポトロやシュワルツマンらですら芝タイトルは獲得したことが無く、過去には元世界ランク2位・GS4勝のビラスと、フラナの2名しかいません。
つまり、セルンドロがアルゼンチン勢3人目の芝タイトル保持者ということになりますね。
今シーズンはハードのマイアミでベスト8、クレーのローマベスト8、リヨン準優勝、そして芝のイーストボーン優勝と、すべてのサーフェスで一定の結果を残しています。
その甲斐あってか、ランキングもTOP30を切ったところで安定しています。
今後のアルゼンチン勢を引っ張るエースとしての活躍を期待したいですね。
まとめ
今回はランキング変動はほぼ無かったので、ナシです(笑)
ということで、ユーバンクスとセルンドロが両者とも初めての芝タイトルを獲得しました。
ディフェンディングチャンピオンの二人は早々に負けてしまい、誰が勝つのか全く予想できない試合でしたね。
特にユーバンクスは今シーズン好調で、芝に合ったプレーもしていますし、ウィンブルドンでの活躍も大いに期待できる選手だと思います。
ウィンブルドン、非常に楽しみですね!といったところで今回はここまで。また別の記事でお会いしましょう~
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