久々の記事投稿です!
ということで、今回は2023年北米ハードシーズンのマスターズ第1戦・カナダマスターズの振り返りです!
ルーネやチチパス、ルブレフといったトップシードの面々が早期敗退する中、マスターズ優勝を果たした選手は?
早速見ていきましょう!!
ドロー
準決勝
(12) T・ポール vs J・シナー (7)
https://www.atptour.com/en/players/atp-head-2-head/jannik-sinner-vs-tommy-paul/s0ag/pl56
準々決勝で第1シードの王者・アルカラスを2年連続で下したポールが、マスターズでは初めてのベスト4に進出。
TOP10の中で唯一ベスト4に残ったシナーと対戦します。
過去の対戦成績は1勝1敗。クレーの2022マドリードではシナーが、グラスの2022イーストボーンではポールが勝利しており、ハードコートでの対戦はこれが初めてになります。
ポールはフットワークが非常によく、ネットプレーやスライスも有効に使えるプレイヤーです。
ノッているときのポールはとてもコートを広く使い、見ごたえのあるプレーをする選手ですが、この試合ではシナーのパワフルなストロークに押されて苦戦しました。
ポールは押されつつもなんとか粘り強くプレーをして、シナーのサービングフォーザマッチをブレークするなど、かなり頑張っていましたが、結果は6-4 6-4でシナーの勝利となりました。
ただスコア以上に見ごたえのある試合だったと思います。ポールはこれでランキング13位・レースランキング12位まで上げており、ここからTOP10入りも全然視野に入ってくると思います。
個人的に応援している選手なので、ぜひ活躍してほしいです!
A・ダビドビッチ フォキナ vs A・デミノー
https://www.atptour.com/en/players/atp-head-2-head/alex-de-minaur-vs-alejandro-davidovich-fokina/dh58/dh50
こちらはノーシード同士の準決勝となります。
第3シードのルードを破って勝ち上がったフォキナと、第8シードのフリッツ・第2シードのメドベデフを突破したデミノーの対戦です。
これが4度目となる両者の対戦はこれまでフォキナから2勝1敗。ですが、3回の内唯一のハードコートでの対戦はデミノーが勝利しています。
今シーズンはアカプルコで優勝、クイーンズで準優勝。更には先週のロス・カボスでも準優勝を果たし絶好調のデミノーは、この試合も最初から優位に立ちます。
両セットともフォキナの最初のサービスゲームをブレークし、そのままリードを奪われずに勝利。6-1 6-3の完全勝利でした。
デミノーはこれが初めてのマスターズ決勝です。
この勝利により、世界ランキングは自己最高位の12位へ急上昇。レースランキングも11位まできています。
非常に充実した今シーズン、先ほどのポールと同じく初めてのTOP10入りも間近かもしれませんね。
決勝
(7) J・シナー vs A・デミノー
https://www.atptour.com/en/players/atp-head-2-head/jannik-sinner-vs-alex-de-minaur/s0ag/dh58
決勝は、両者とも初めてのマスターズ優勝を狙うシナーとデミノーの対戦となりました。
対戦成績はシナーから4勝0敗。デミノーからすると相性最悪の対戦相手です。
この二人は2019年のネクストジェンファイナルの決勝で戦っていますね。若手の大会の決勝と同じカードがマスターズの決勝で見れるというのは、なんだか感慨深いですね。
デミノーはその持前の守備力を活かして、先にブレークされても懸命に走ってボールを拾います。
ファーストセットはぎりぎりの勝負をなんとかシナーが制すると、セカンドセットはシナーが打つばかりではなくドロップショットも交えて先行ブレーク。
その後はなんとか巻き返したいデミノーが必死に攻撃するも空回りしミスが増え、6-4 6-1でシナーが勝利。
シナーが初めてのマスターズタイトルを獲得しました。
同世代としては、2019年ネクストジェンファイナルで優勝し真っ先に頭角を現してきたシナーですが、ビッグタイトル獲得はアルカラス・ルーネに先を越されていました。
ここで初めてのBIGタイトルを獲得し、なんとかついていけてますね。
また、この優勝で自身のランキングは自己最高の6位へ浮上。レースランキングはアルカラス・ジョコビッチ・メドベデフに次ぐ4位に入り、かなり好調なシーズンを送っています。
シナーは現世界ランキング1位のアルカラスとはライバル関係で、現在の対戦成績は3勝3敗となっています。
ジョコビッチは年齢的にあと数年しかプレーできないと思いますし、このままだと彼が引退すればアルカラスの1強状態になるのではとささやかれていました。
シナーがそれに待ったをかける存在となって欲しいですね。
ランキング変動
優勝したシナーが自己最高ランキングの6位へ浮上。
昨年ベスト4のルードの失効により、ルーネが繰り上がりで自己最高5位へ。
準優勝のデミノーが自己最高12位・ベスト4のポールも自己最高13位へ上がっています。
4位につけているチチパスも、昨年シンシナティの失効600ポイントが迫っているので、全米第4シードにつくためにはなんとかシンシナティのシードは守りたいです。
昨年シンシナティ覇者のチョリッチは1000ポイント失効すると30位前後まで落ちることになります。最近あまりいい成績は残せていないので、少しでもディフェンドしたいところです。
まとめ
というところで、カナダマスターズはシナーが念願のマスターズ初優勝を果たして幕を閉じました!
シナーはなかなかBIGタイトル獲得まで時間がかかりましたね。
ですが、一度取ってしまえばメンタル的にも非常に戦い易くなると思います。
アルカラス・ルーネと共に今後のテニス界を盛り上げていってほしいですね!
といったところで今回の記事はここまでです。また別の記事でお会いしましょう~
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