2023年最後のグランドスラム・全米オープンもついにベスト8が出揃い、いよいよ後半戦に突入します!
昨年準優勝者のルードや、初めてTOP4シードに入ったルーネらのトップシード達が敗退し、かなり荒れています。
そんな中でも優勝候補と言われていたTOP3シードのアルカラス・ジョコビッチ・メドベデフの3名は安定の勝ち上がり。
一体誰が優勝するのか。これまでのドローと準々決勝の組み合わせを見ていきましょう!
前回の記事はこちら↓
2023年全米オープン開幕!アルカラスの2連覇なるか!?【USオープン】
トップハーフ
準々決勝① (1) C・アルカラス vs A・ズベレフ (12)
https://www.atptour.com/en/players/atp-head-2-head/carlos-alcaraz-vs-alexander-zverev/a0e2/z355
2004~2008年のフェデラー以来となる全米オープン連覇を狙う第1シードのアルカラスはここまで順当な勝ち上がり。
2021年から3年連続で準々決勝進出を果たしました。
21歳という若さで3度の全米オープンベスト8は、元世界ランク1位のアガシ以来となる記録のようです。
対するは昨年の全仏で負った大怪我から復帰してきた第12シードのズベレフです。
ズベレフは全米での成績は非常に良く、昨年は欠場したものの2021年はベスト4、2020年は準優勝を果たしています。
さらに両者の対戦成績は実はズベレフが勝ち越しており、3勝2敗。ハードコートに限ればズベレフの2勝0敗となっています。
アルカラスにとってはここが連覇に向けての正念場になるかもしれませんね。
準々決勝② (3) D・メドベデフ vs A・ルブレフ (8)
https://www.atptour.com/en/players/atp-head-2-head/daniil-medvedev-vs-andrey-rublev/mm58/re44
こちらは同郷対決です。
2021年覇者で第3シードのメドベデフと、2年連続でベスト8進出を果たしたルブレフの対戦です。
ルブレフはここ最近のグランドスラムでは安定した成績を残しており、直近2年で出場した7大会の内5大会でベスト8進出を果たしています。
ですが2022年全仏はチリッチに、2022年全米はティアフォーに、2023年の全豪・ウィンブルドンはジョコビッチに敗れており、それ以前を合わせてもグランドスラムベスト4の経験は未だありません。
今大会も対戦成績2勝5敗という苦手とするメドベデフが相手になります。
これまで通算7度の対戦はすべてハードコートでの対戦です。グランドスラムでの対戦も2度あり、その2度ともメドベデフのストレート勝利となっています。
対戦成績的にはメドベデフ有利かと思いますが、最近のメドベデフは例年に比べるとあまり好調とは言えません。
そろそろルブレフの初めてのグランドスラムベスト4を期待したいところです。
ボトムハーフ
準々決勝③ (10) F・ティアフォー vs B・シェルトン
https://www.atptour.com/en/players/atp-head-2-head/frances-tiafoe-vs-ben-shelton/td51/s0s1
こちらは地元のアメリカ勢対決です。
昨年の全米ではナダルを下してベスト4まで残った今大会第10シードのティアフォーは、今大会ここまで失セットわずか1つで準々決勝まで残りました。
対するはノーシードの20歳。全豪オープンでベスト8に残り一気に名をはせた左利きのビッグサーバー、シェルトンです。
20歳での全米ベスト8は、2002年のアンディ・ロディック以来となるアメリカ人最年少記録となりました。
シェルトンは、全豪でロケットスタートを切った後はずっと序盤での敗退が続いていました。
全豪だけの一発屋かと思っていましたが、ここでまさかの大活躍です。若手には珍しく5セットマッチで強いタイプなのでしょうか。
両者の対決はこれが初めて。2年連続ベスト4か、20歳という若さで初めてのグランドスラムベスト4か。
地元アメリカ対決ということで、かなりアツい戦いになりそうですね。
準々決勝④ (9) T・フリッツ vs N・ジョコビッチ (2)
https://www.atptour.com/en/players/atp-head-2-head/taylor-fritz-vs-novak-djokovic/fb98/d643
ボトムハーフはもう一人、アメリカ勢が残っています。
第9シードのフリッツが、ベスト8に残った選手で唯一、ここまで全試合ストレート勝利という完璧な勝ち上がりで初めての全米ベスト8に残りました。
全米ベスト8にアメリカ人が3名残ったのは、2005年(アガシ・ジネプリ・ブレーク)以来ということです。
最近のアメリカ勢の躍進はすさまじいものがありますね。
そんなアメリカ勢のエース・フリッツの相手は過去3度の優勝を誇る絶対王者のジョコビッチです。
ここまで7度の対戦はすべてジョコビッチが制しています。
それどころか、セットを奪ったのも2021全豪でジョコビッチが腹筋の断裂をしたときのみで、それ以外はすべてストレートでジョコビッチが勝利しています。
順当にいけばジョコビッチ勝利に終わりそうですが、フリッツもなんとか一矢報いてほしいですね。
レースランキング
現在のレースランキングです。
- C・アルカラス 7815pt
- N・ジョコビッチ 7305pt
- D・メドベデフ 5750pt
- J・シナー 4365pt
- A・ルブレフ 3640pt
- S・チチパス 3570pt
- H・ルーネ 3055pt
- A・ズベレフ 3030pt
- T・フリッツ 3010pt
- C・ルード 2625pt
既に上位3名のアルカラス・ジョコビッチ・メドベデフはツアーファイナル出場を確定させています。
こう見ると、シーズン後半でのズベレフの追い上げはすさまじいですね。
ポイント差的にはルーネ・ズベレフ・フリッツの3名の争いが激しくなりそうな感じですね。
かなり激しいレースになりそうなので、今後はこちらも追っていきたいと思います。
まとめ
ということで、全米オープンもついに後半戦。今年最後のグランドスラムを制するのはいったい誰になるのでしょうか。
また、全米が終わればいよいよシーズン終盤戦です。ツアーファイナル出場をかけて、特に10位前後のフリッツやティアフォーらはここでもう一つ勝てるかどうかが非常に大きいです。
ランキング的にも大きく動くグランドスラムは見ていて非常にハラハラドキドキでとても面白いですね!
というところで、今回はここまでです。また別の記事でお会いしましょう~
広告
コメント