いよいよATP500が開幕します。ATPツアーも盛り上がってきた感じがしますね。
また、昨年パリマスターズから怪我により戦線を離脱している元世界NO.1のアルカラスもいよいよ復帰します。
再びジョコビッチから王座を奪い返せるか、注目ですね。
【ATP500】ロッテルダム【ABNアムロオープン】
オランダのロッテルダムにて開催されるATP500大会です。今年初めてのATP500ということで、かなり豪華なメンバーとなっています。
昨年はアリアシムがモンフィスを破って初めての優勝を果たし、一気にタイトルを量産するようになりましたね。今年はどうなったのでしょうか。
ドロー
決勝ハイライト
結果
決勝戦は、先週も優勝して勢いのあるシナーが第1シードのチチパスやワウリンカを下し、2週連続の決勝進出を果たし、昨年覇者のアリアシムを破った第6シードのメドベデフと対戦します。
1stセットはかなりいいプレーをしていたシナーも、後半にはかなり疲れが見てとれ、5-7 6-2 6-2でメドベデフが勝負を制し、優勝を果たしました。
この大会で、メドベデフは16個目のツアータイトル獲得。ランキングを3つ上げて8位へ上昇しました。
ちなみに16個のタイトルというのは、現役選手では9位タイの記録です。同世代ではズベレフが19個、ルブレフが12個、チチパスが9個という感じです。
TOP10陥落時はどうなってしまうかと思いましたが、まだまだ底力を見せてくれていますね。
惜しくも準優勝に敗れたシナーですが、ランキングを12位まで上げました。苦手なチチパスに勝利したりと、自身になった大会だと思います。
今年のキャリアハイ更新も全然あると思います。個人的にも好きな選手なので、期待しています!
【ATP250】デルレイビーチ【デルレイビーチオープン】
アメリカのデルレイビーチで行われるATP250大会です。
昨年はノーリーが地元アメリカのオペルカを下し優勝しています。今年はいったい誰が栄冠を手にするのでしょうか。
ドロー
決勝ハイライト
結果
先週キャリアハイを更新した第1シードのフリッツが一つもセットを奪われず順調に勝ち上がり、決勝では第4シードのケツマノビッチと対戦します。
1stセットはフリッツが完璧なプレーを見せベーグルでセットを奪いますが、ケツマノビッチがしっかり粘り2ndセットを奪取。ファイナルセットは冷静になったフリッツがしっかり要所を抑えて6-0 5-7 6-2で勝利を手にしました。
フリッツはこれが5つ目のタイトル獲得になります。また、ランキング変動はなかったものの、6位のナダルに155ポイント差まで迫って来ました。
インディアンウェルズの失効前に、更にキャリアハイを更新していきたいですね。
【ATP250】ブエノスアイレス【アルゼンチンオープン】
アルゼンチンのブエノスアイレスで行われるATP250大会です。元NO.1のアルカラスはここを復帰大会に選び、多くのテニスファンもこの大会には注目していたと思います。
昨年はルードがシュワルツマンとのクレーコーター対決を制し、優勝に輝きました。今年はどうだったのでしょうか。
ドロー
決勝ハイライト
結果
復帰戦だった第1シードのアルカラスですが、初戦はセットを奪われるも、きっちり勝ち上がり決勝へ進出。第2シードのノーリーとの対戦となります。
直近の対戦ではノーリーが勝利していたものの、今回はアルカラスがきっちり勝ち切り、6-3 7-5のストレートで勝利を収めました。
これがアルカラス7つ目のタイトル獲得となります。復帰戦で優勝してしまうあたり、やはりアルカラスのポテンシャルはすさまじいものがあるのだと思います。
これからどれだけの記録を打ち立てていくのか、今からワクワクが止まらないファンも多いと思います。
一方破れたノーリーですが、安定感がすごいですね。最近の選手にしては珍しく、どのサーフェスでもそれなりに活躍しているのがすごいです。
ただ決勝進出が13回でその内優勝はわずか4回しかありません。もちろん相手にもよるので一概には言えませんが、こういったところで最後まで勝ち切れるようになればTOP8に定着することも全然できるプレイヤーだと思います。
まあ去年のウィンブルドンのポイントがもし入っていれば今のランキングで8位くらいにはいるんですけどね。
私の数多い推し選手の1人なので、ぜひさらに活躍してもらえるように応援していきます(笑)
ランキング変動(TOP20)
最近は10位前後のランキング変動が激しくなってきましたね。また、大きな大会が増えてくるということは、大きな失効が待っているということと同じ意味です。
というわけで、今回からポイントと、来週失効のポイントもまとめてみました。
昨年のアカプルコとドバイの失効が来るので、ルブレフとナダルの500ポイント失効はかなり大きいです。
特にナダルは3315ポイントになりTOP10陥落まであとわずかになってしまいます。
ナダルには2005年4月から現在までずっと続く連続TOP10在位900週越えという前代未聞のすさまじい記録があります。
この記録が終わってしまうのか、それともまだ続くのか、そこにも注目して見ていきたいと思います。
まとめ
今週は、メドベデフ・フリッツ・アルカラスが優勝という順当すぎる結果に終わりましたね。
アルカラスやルーネといった20歳前後の世代と、メドベデフ、チチパスといった25歳前後の世代の世代交代バトルが各地で起こっていて、非常に見ごたえのあるツアーだなと思います。
個人的には、もうTOP10陥落して終わったかと思ったメドベデフが、また強いプレーをして返り咲いてくれたことがとてもうれしいです。
アルカラスも怪我から復活して、役者は揃った感じがあります。更にツアー観戦が面白くなっていきそうで、とてもワクワクしています。
といったところで、今回はここまでです。ではまた、別の記事でお会いしましょう。
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