モンテカルロマスターズがルブレフの優勝で幕を閉じました。記事はこちら
クレーシーズンも佳境へ突入し、今週はATP500を含めた3大会が同時開催されます。
また、モンテカルロを欠場した世界ランク2位のアルカラスもここから戦線に戻ってきます。気になるドローを早速見ていきましょう!
【ATP500】バルセロナ【バルセロナオープン】
ドロー
昨年の結果と雑感
昨年はアルカラスvsカレーニョブスタの地元スペイン勢同士の対戦となりました。
まさにスペイン勢を象徴するかのような激しいストローク戦をモノにしたアルカラスが6-3 6-2で圧勝。自身4つ目のタイトルを獲得しました。
バルセロナはスペイン勢の聖域です。2000年以降この地で優勝を果たした他国勢は、サフィン(00)、ガウディオ(02)、錦織(14・15)、ティエム(19)の4人しかいません。
今年もスペイン勢が優勝するのか、はたまた第2シードのチチパス、第3シードのルードといったクレーの強豪たちが優勝するのか、なかなか熱い戦いが見れそうです。
【ATP250】ミュンヘン【BMWオープン】
ドロー
昨年の結果と雑感
昨年はWCで出場したルーネが2回戦で地元のエース・ズベレフを下した勢いで、そのまま決勝へ。第8シードのザンツフープと対戦しましたが、ルーネから3-4の時点でザンツフープが棄権。
ルーネが初めてのツアータイトルを獲得しました。
1年前は期待の若手として主催者推薦枠で本戦にエントリーしていたルーネが、1年後にはTOP10プレイヤーになって第1シードとして参戦するという、ルーネのこの1年の成長がすさまじいですね。
ルーネは、ディフェンディングチャンピオンとして参加する初めての大会です。普通に大会に参加するのとは違うプレッシャーがかかると思いますが、しっかりと勝ち切れるでしょうか。
個人的には、そろそろズベレフの復活を願いたいところです。地元ドイツ・得意なクレーということで、ここで復活しなかったらどこで復活するんだという感じです。期待しています。
【ATP250】バニャ・ルカ【スルプスカオープン】
ドロー
雑感
今年から新設された、ボスニア・ヘルツェゴビナ第2の都市バニャ・ルカで開催されるATP250大会です。
連邦国家のボスニア・ヘルツェゴビナを構成するスルプスカ共和国の首都。スルプスカ共和国はセルビア人が主体となっている国です。
今年はセルビアで開催されていたベオグラードがなくなりました。その影響で、今大会にもジョコビッチをはじめとするセルビア勢が多く参戦しています。
更には先週初めてのマスターズタイトルを獲得したルブレフも参戦しており、250大会にしてはかなり豪華な顔ぶれになっています。
昨年はベオグラードで地元優勝を狙っていたジョコビッチをルブレフが下して優勝したこともありました。
国は違えど、セルビア人の国での大会です。愛国心の強いジョコビッチは全力でタイトルを狙いに行くでしょう。そんなジョコビッチを止められるのでしょうか。
まとめ
というわけで、今週はATP500のバルセロナとATP250大会のミュンヘンとバニャルカの3大会が同時開催されます。
500大会の中でも大きいバルセロナや、新設されたバニャルカと、非常に気になる大会がまだまだ目白押しです。
来週のマドリードマスターズに向けて、調子を上げていけるのはいったい誰になるのでしょうか。
といったところで、今回はここまでです。また別の記事でお会いしましょう~
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