2023年クレーマスターズ3大会は幕を閉じ、ビッグイベントは今年2つ目のグランドスラム・全仏オープンを残すのみとなりました。
その全仏に向けた前哨戦もいよいよ最後の2大会。ATP250大会が同時開催されます。
今回はその2大会、ジュネーブとリヨンの昨年の結果と、今年のドローを見ていきます!
【ATP250】ジュネーブ【ジュネーブオープン】
ドロー
昨年の結果と雑感
昨年の決勝は、2021年も優勝している第2シードのルードvsノーシードから勝ち上がってきたソウザの対戦となりました。
3時間の激闘を7-6(3) 4-6 7-6(1)で制したのはディフェンディングチャンピオンのルードでした。これでジュネーブ2連覇と自身8つ目のタイトル獲得を果たしました。
そして今年は3連覇を狙って、トップシードで登場します。順当に考えれば、ルードが優勝候補だと思います。
年始こそ不調で全然勝てていませんでしたが、クレーシーズンに入ってエストリルで優勝。ローママスターズもベスト4と調子を上げてきています。
大得意なこの大会で勢いづけて全仏に臨みたいですね。
対抗馬はやはり第3シードとして登場するズベレフでしょう。最近怪我から復帰して、いまだ本調子とは言い難いですが、ポテンシャルはみんなが認めるところだと思います。
今大会も最初はエントリーしていなかったものの、ローマで早期敗退してからWCを貰ってジュネーブに参戦してきました。少しでも試合数を稼ぎたいのでしょう。
一刻も早く本調子に戻ってほしいところです。
【ATP250】リヨン【リヨンオープン】
ドロー
昨年の結果と雑感
昨年は、トップシードで参戦したノーリーにノーシードから勝ち上がってきたモルチャンが挑みました。
2時間半の長丁場を6-3 6-7(3) 6-1で制したノーリーが自身初めてのクレータイトルを獲得しました。
昨年覇者のノーリーは、今年は第2シードで参戦します。今年はクレーのATP500大会・リオでも優勝していますし、間違いなく優勝候補の筆頭だと思います。
トップシードとして参戦しているアリアシムは、クレーシーズンかなり低調です。
マイアミマスターズ後の怪我開けということもありますが、マドリード・ローマのマスターズ2連戦は共に初戦敗退です。
さすがにクレーで一つも勝たずに全仏に行くのは相当不安でしょう。今大会で少しでも勝利数を稼いで、良い状態で全仏に挑んでほしいですね。
第3シードのポールも注目しています。実はかつて全仏ジュニアで優勝しており、クレーへの適性はあるはずなんですが、ヒューストン・マドリード・ローマと、今年はクレーのツアー大会はすべて初戦敗退です。
合間に出たチャレンジャーでは決勝まで進むも、クレーが苦手なマレーに負けて準優勝に終わっています。
やはりジュニアレベルとツアーレベルでは全く違うんでしょうか。地味にレースランキングは11位につけているので、全仏でポイントを稼ぐためにも今大会期待しています。
まとめ
というわけで、ジュネーブとリヨンの2大会のドローを見てみました。両大会とも、ルードとノーリーの連覇が濃厚な気がしますね。
ズベレフやアリアシムといった、けが明けで思ったようにクレーマスターズで稼げなかった選手たちもエントリーしてきていますので、このあたりの選手がどこまで調子を上げるか、全仏に向けて注目して見ていきたいですね。
同時に全仏の予選も始まるので、チェックしないといけない試合が多いですが、このグランドスラムへの準備期間は結構好きな雰囲気だったりします。
今週もテニス観戦が楽しくなりそうです!
といったところで今回はここまでです。また別の記事でお会いしましょう~
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