いよいよクレーシーズンも大詰め。最後のビッグイベントで、今年2つ目のグランドスラム・全仏オープンがついに開幕します!
過去14度の優勝を誇る全仏の絶対王者・ナダルが欠場し、誰が勝つのか全く予想がつかない大会になりそうです。
昨年の結果も振り返りつつ、今年の全仏のドローも見ていきましょう!
ドロー
シード選手
トップシードの面々のクレーでの主な戦績は以下の通りです。
- アルカラス:マドリード2連覇
- メドベデフ:2023ローマ覇者
- ジョコビッチ:全仏優勝2回・クレーマスターズ11回優勝
- ルード:昨年準優勝・クレー大会9回優勝
- チチパス:モンテカルロ2度優勝・2021年全仏準優勝
- ルーネ:2023モンテカルロ・2023ローマ準優勝
- ルブレフ:2023モンテカルロ覇者
- シナー:2021全仏ベスト8
雑感
過去14度もの優勝を誇るナダルが欠場するということで、新チャンピオンが生まれるかどうかが非常に注目されているところだと思います。
優勝経験があるのは2名。2015年覇者のワウリンカと、2016年・2021年覇者のジョコビッチです。この2名以外が優勝すれば、全仏初制覇ということになります。
またグランドスラム優勝経験があるのも、2020年全米覇者のティエム、2021年全米覇者のメドベデフ、2022年全米覇者のアルカラスの3名のみです。
この5名が再びグランドスラムを制するのか、もしくは初優勝が生まれるのか。非常に楽しみですね。
個人的に応援したいのは、やはりジョコビッチの優勝ですね。今大会を優勝すると、グランドスラム23度目の優勝で単独トップ。更にはトリプルグランドスラム達成と大きな記録が達成されることになります。
ナダルが引退を示唆し、ジョコビッチもいよいよそういう時期が近付いていると思いますので、やはり大きな記録達成の瞬間をこの目で見てみたいという気持ちが一番大きいです。
それと同じくらいアルカラスの優勝にも期待しています。スペインの偉大なる先輩・ナダルの意思を次いで、新たなクレー王者に君臨していくというのもなかなかにアツい展開だと思います。
この二人が準決勝で当たるというのは少し残念ですが、ボトムハーフにもメドベデフやルーネ、ルードやズベレフといったメンバーもそろっているので、なかなかバランスの良いドローだと感じます。
ナダル登場前の全仏は誰が優勝するかわからない荒れた大会になりやすく、「全仏には魔物がいる」とも言われていましたが、今大会はその魔物が現れるのか、あるいはトップシード達がしっかり勝ち上がるのか、非常に楽しみです。
昨年の振り返り
ドロー(4回戦~)
決勝ハイライト
昨年の結果と雑感
こうして昨年のドローを見ると、変わっているところもあれば、あまり変わらないところもあって面白いですね。
トップハーフは第5シードとして参戦したナダルが第1シードのジョコビッチを下し、2021年の雪辱を晴らすと、準決勝では絶好調ズベレフとの激闘を繰り広げます。
今でもあのシーンが脳裏に焼き付いていますが、第2セットの終盤でズベレフが足首を怪我し棄権。ナダルがそのまま14度目の全仏決勝に駒を進めます。
ボトムハーフではルードが当時ノーシードだったルーネを下して準決勝へ。現役ではBIG4以外誰も達成していない偉業であるすべてのGSでベスト4以上という記録を達成したチリッチと対戦します。
その試合に勝利したルードは自身2度目のグランドスラム決勝へ進出。憧れの存在であるナダルに挑みます。
決勝はナダルの一方的な展開で、ルードはわずか6ゲームしか取れずに敗北。ナダルが全仏14度目の優勝。グランドスラム22度目のタイトル獲得を果たしました。
当時ノーシードだったルーネは今年は第6シードとして参戦し、再び第4シードのルード山にはいりました。準々決勝で再び相まみえるかもしれませんね。
ズベレフは昨年の全仏で負った怪我が非常に大きく、今年は大きくランキングを落とし第22シードとして参戦しています。
昨年の720ポイントをディフェンドするには、第8シードのシナー・第2シードのメドベデフに勝利しないといけません。なかなか厳しそうですが、なんとか頑張ってほしいですね。
まとめ
ということで、いよいよ2023年全仏オープンが開幕します。
正直全く読めない今大会。いったい優勝するのは誰になるのでしょうか?
2週間後が非常に楽しみです。この2週間、じっくり楽しみましょう!
というところで、今回はここまでです。また別の記事でお会いしましょう~
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